蓄電池専門用語集 - 環境発電(エネルギーハーベスト)

環境発電(エネルギーハーベスト)(かんきょうはつでん)

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周囲に存在する微弱な光、熱、振動、電磁波などをエネルギーとして電力に変換する発電。

得られるエネルギーはμW(マイクロワット・百万分の一ワット単位)からmW(ミリワット・千分の一ワット単位)と非常に小さいが、 電源となる電池やケーブルを必要としないため電池交換などの作業が不要で、故障しない限り供給無しで動作し続けることができる。

エネルギーの小ささゆえに用途は限定的だが、ソーラー電池を組み込んだ電卓や腕時計、変位(押し込む動作など)をエネルギーに変換するリモコン、 圧電素子で電圧に変換することによって振動を電気的に検出する振動センサ、熱電変換素子を用いた排熱からの発電など、「環境発電」と呼ばれるものの中でも発電手段は複数あり、その用途も多岐にわたっている。

そもそも環境発電は出力が低いことを除けば(1)環境に優しいクリーンな発電、(2)故障時以外のメンテナンスの必要性がない、(3)構造がシンプルなため長寿命、(4)小型軽量、等のようにメリットはかなり多く、携帯端末やワイヤレス機器など将来的な可能性も大きいといえる。
環境発電の概念は以前からあるが、近年、低消費電力化、電力を蓄える二次電池やコンデンサ、制御部分や無線部分など周辺機器の開発が進んだことで、より実用に耐えるものが生み出されている。
今後は自立駆動する無線ネットワークや広範囲をカバーするフィールドセンサなどIoTを応用した情報収集や、排熱利用によるエネルギー効率の向上などに期待が集まっている。

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