蓄電池専門用語集 - オール電化
オール電化(おーるでんか)
調理、給湯、空調といった家庭内のあらゆる設備で用いるエネルギーを電気に統一した住宅のこと。
原子力発電は細かな出力調整が難しく、常に一定のパワーで運転することが望ましいとされているため、 日中はともかく、電力需要の少ない夜間には電気が余る状況(深夜電力)となっていました。
電力会社は、日中の電力ピークの緩和を図るためにも深夜電力の料金単価を大幅に安く設定し、使用を促すようになります。 その際に、人々の関心を集めるきっかけ・材料となったのが「オール電化住宅」です。
オール電化住宅は、屋内でガスを発生させないという点から安全でクリーン、そして省エネとされています。 その他にも、太陽光発電システムなどを併用することでより光熱費を削減できること、住宅の気密性を向上できること、 部屋の間取りの自由度を高められるといったメリットを得られることから、急速に普及促進が図られました。
しかし、2011年3月の東日本大震災において発生した電力需給逼迫の影響からその弱点が露呈した上、 深夜電力の料金単価が値上げされたこともあり、導入する方が大幅に激減しているのが現状と言えます。
関連用語 | 時間帯別電灯契約 太陽光発電 HEMS |
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