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2023年06月21日 その他

エクサウィザーズ、関西電力グループの分散型エネルギー運用事業にAIモデルを提供

〜需給や電力価格を基にAIが市場取引を最適化、分散した蓄電池を有効利用しGXを推進〜

株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:春田 真、以下エクサウィザーズ)は、E-Flow合同会社(大阪市中央区、以下E-Flow)に対して、分散配置した系統用蓄電池※の電力を最適な条件で市場取引するAIモデルを提供します。E-Flowは2023年7月1日から分散エネルギーの運用事業を開始し、当社のAIモデルなどのテクノロジーを2023年度中に導入予定です。AIを活用することで、電力の需給など多種多様なデータや条件を考慮して、系統用蓄電池の各所有者が最適な条件で取引できることが期待されます。
※系統用蓄電池:電力系統に直接接続し、電力系統の安定化のために運用される蓄電池のこと。

エクサウィザーズはAIを活用することでエネルギーや資源利用の最適化に取り組み、脱炭素や省エネルギーを実現し、GX(グリーントランスフォーメーション)の実現や社会課題の解決を目指しています。

☑取り組みの背景

 E-Flowは関西電力株式会社(以下、関西電力)の100%出資会社として、分散型エネルギーリソースの運用に特化した会社として2023年4月に設立しました。同年7月より事業を開始し、2030年度までに全国で分散型エネルギーリソースの市場取引量250万kW、売上高300億円を目指しています。事業実施においてはサービスプラットフォーム「K-VIPs+」を基盤とし、系統用蓄電池のほか需要側の顧客が保有する設備や再生可能エネルギーの発電設備など、多様な分散型エネルギーリソースを一元的に管理。最適な運用や電力市場取引を実現することで、脱炭素への取り組みや電力需給の安定化に貢献することを目的としています。



 エクサウィザーズは関西電力と分散型エネルギーリソースの運用におけるAI活用について、2021年から共同で研究開発を行なっています。今回、開発したAIモデルが実運用で利用できると判断したため、2023年度中に系統用蓄電池の分野から導入していくことを公表しました。



☑期待される効果

 E-Flowは様々な顧客が保有する系統用蓄電池など、分散型エネルギーリソースの日々の電力市場入札や計画提出などを代行しています。



 エクサウィザーズはまず系統用蓄電池を対象としてAIモデルを提供します。E-Flowの分散型サービスプラットフォームでは、稼働、需給、予測、取引の各データを収集・管理しており、このビッグデータを共同開発したAIモデルで分析することが可能となります。その結果を基に最適な運用や市場取引を実現することで、脱炭素や電力需給の安定化に貢献するとともに、顧客の運用収益の向上を目指します。



 なおE-Flowは系統用蓄電池におけるAI活用を始めた後、他のエネルギーリソースにもAI活用を広げていくとしています。



☑ご参考(関西電力、E-Flowのサイトにリンクしています)

・E-Flow合同会社の事業開始について ~AIを活用した最適運用により、お客さまリソースの市場価値を向上させます~

https://eflow.co.jp/news/?p=106
・分散型エネルギーリソースの市場運用を担う新会社設立 ~「E-Flow合同会社」2023年4月から事業開始~

https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20230123_1j.pdf



【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階

設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/

(プレスリリース)
株式会社エクサウィザーズ

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