アンペアアワーとワットアワーの違い|蓄電池バンク

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アンペアアワーとワットアワーの違いは何ですか?

両方とも積算値となりますが、多少意味合いが異なります。

アンペアアワー(Ah)が電流と時間の積算値であるのに対し、ワットアワー(Wh)は消費電力と時間の積算値となります。

Ahは、一般的な乾電池や鉛蓄電池、モバイル機器バッテリーの容量を表す際に用いられ、 Ahを「取り出したい電流の大きさ(A)」で割ることで、その電池の使用時間を求めることができます。 例として「12V 100Ahの鉛蓄電池」では、10アンペアの放電を10時間行えるということになります。

アンペアアワーの意味

一方で、Whは定置用リチウムイオン二次電池の容量を表す際に用いられ、 Whを「使用する消費電力(W)」で割ることで、その電池の使用時間を求めることができます。 先ほどの「12V 100Ahの鉛蓄電池」の場合、この電池は「容量1200Whの鉛蓄電池」と言えますので、 40Wの電力なら30時間、60Wの電力なら20時間、120Wの電力なら10時間使用することが出来る容量と言えるでしょう。

ワットアワーの意味

ただし、蓄電容量の分だけ放電を行えるというわけではありません。 どのような電池でも、放電を続けるに連れて起電力(電圧)が低下していくため、 電池内部に電力が残っていてもそれを押し出す力がなくなるからと言われています。

実際に蓄電池を選択する際は、非常時や停電時などに利用したい機器を選択し消費電力を計算した上で、 それに応じた蓄電容量の蓄電池を選ぶことが肝要です。

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