蓄電池の使用可能時間|蓄電池バンク

蓄電池や太陽光発電に関する質問を掲載


接続できる機器の種類と使用可能時間はどのくらいですか?

定格容量や定格出力によって異なります。

蓄電池に接続できる機器の種類やその使用可能時間は、蓄電池の定格容量と定格出力によって異なってきます。

定格容量とは、その蓄電池がどれだけ電気を貯められるかを示す値で、定置用蓄電池では主にkWhという単位を用いて表現されます。 一方で、定格出力とは、蓄電池内のパワーコンディショナがどれだけの電力を流すことが出来るかを示す値で、 接続する機器の消費電力は定格出力よりも低くなければなりません。

ここでは、現在最も主流である定格容量5kWh、定格出力2kVAの蓄電池を例にして検証してみます。

まず最初に、接続したい電気製品の消費電力を知ることが重要となります。 一般的な電気製品の消費電力(目安)は以下の通り。(製品によって細かな数値は異なる)

電気製品の消費電力一覧

上記の表を基に、LEDスタンドライト、携帯電話の充電器、ノートパソコン(充電)とモデム・ルーター、液晶テレビ、冷蔵庫を利用した場合の消費電力は440Wとなりますが、 定格容量5kWhの蓄電池であれば、これら機器を約10~11時間稼働させることが可能になります。

電気製品の負荷は運転状況によって異なるため、蓄電池にかかる負荷がどのように変動するかを考慮しなければなりません。 蓄電池の仕様書に記載された容量は、一定の条件下で使用した場合の数値であるため、予めこの変動を考慮しておかなければ、実際には大きな過不足が生じる恐れがあります。

接続する機器の合計消費電力が定格出力の80%以下(定格出力が2kVAであれば、1.6kVAとして考える)となるように接続することが、過不足といった事態を防止する目的でも有効です。

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