蓄電池の寿命|蓄電池バンク

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蓄電池の寿命はどれくらいですか?

定置用リチウムイオン蓄電池では約10年と言われています。

経済産業省の「蓄電池戦略プロジェクトチーム」が発表した資料「蓄電池戦略」によると、 電池の種類に応じた寿命の目安は以下のように算出されています。

種類 寿命
鉛蓄電池 17年
3,150サイクル
ニッケル水素電池 5~7年
2,000サイクル
リチウムイオン電池 6~10年
3,500サイクル
NAS電池 15年
4,500サイクル

蓄電池の寿命は、電池の種類によってはもちろん、その使用状況や環境によっても大きく異なってきます。 蓄電池をより長く使うためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

電池の種類によって適切な扱い方は異なりますが、蓄電池を長持ちさせるいくつかの共通部分が存在します。

高温な環境下での利用は避ける

化学反応は温度が高いほど活発になり、低いほど不活発になる特徴があり、化学電池である蓄電池もこの影響を受けることになります。 電池によって程度は異なりますが、高温化での使用や放置は電池の劣化を早め、自己放電によって過放電が引き起こされる原因になります。

そのため自動車内や暖房機の付近など、高温になりやすい場所に放置することは避け、長期間保管する際には常温で保管しましょう。 定置用蓄電池であっても、湿気が少なく通気性の良い場所に設置することが重要になります。

過充電・過放電は避ける

定置用リチウムイオン蓄電池は、内部のシステムによって動作が制御されているため、過充電や過放電といった事態が起こる可能性は極めて低くなっています。

一方でモバイル機器のバッテリーなどはこのような機能がなく、過充電や過放電を引き起こしやすいため、 サイクル回数が限度に達するまでに寿命がきてしまう、といった事態が見受けられるのです。

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