蓄電池や太陽光発電に関する質問を掲載
蓄電池にメンテナンスは必要ですか?
大掛かりなメンテナンスは必要ありません。
現在使われている主な蓄電池には、正極・負極・電解液に用いられている物質によって大きく4種類に分けられますが、 種類によってそれぞれ適切な充放電の仕方やメンテナンスの必要性は異なってきます。
家庭などで用いられる定置用リチウムイオン蓄電池は、堅牢な外装によってパッケージングされている製品が多く、 充放電の動作も全て内部のコンピュータによって制御されているため、最も楽に運用することが可能です。
強いて言えば、フィルター付近の清掃くらいではないでしょうか。 近年の定置用リチウムイオン蓄電池ではネットワーク接続に対応した機器も多く、クラウドに常時接続することでメーカーが蓄電システムの状態を監視し、 リモートでメンテナンスを行えるようになっている製品も見受けられるようになっています。
一方で、車のバッテリーとして用いられるベント型鉛蓄電池や乾電池型二次電池として用いられるニッケル水素電池では、適宜メンテナンスが必要となります。
ベント型蓄電池は、充電中に起こる水の電気分解反応や自然蒸発によって電解液中の水分が失われるため、適宜精製水を補給する必要があります。 また、ニッケル水素電池の場合は、メモリー効果を有していることからしばしば「リフレッシュ」を行わなければなりません。