蓄電池専門用語集 - 温室効果ガス
温室効果ガス(おんしつこうかがす)
温室効果をもたらす気体の総称。地球温暖化の主な原因とされています。
温室効果ガスは京都議定書における排出量削減の対象となっており、環境省において年間排出量などが把握されている物質としては、 二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)・亜酸化窒素(N2O)・ ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)・パーフルオロカーボン類(PFCs)・六フッ化硫黄(SF6)の6種類があります。
これらの温室効果ガスは、太陽から流入する可視光の日射エネルギーを透過させて地表面を温め、 地表から放射される波長の長い赤外線を吸収しやすい性質を有しています。(温室効果)
温室効果ガスごとに地球温暖化への影響力は異なり、特に二酸化炭素やメタンは環境中での寿命が長く影響力が大きいとされています。
京都議定書では、主要先進国における地球温暖化の原因となる温室効果ガスの具体的な削減率を定め、共同で約束期間内に目標値を達成することが決定されました。 日本の削減率はマイナス6%となっており、全体を足して合わせると5.2%の削減を行うことに決定しています。
現在では、地球温暖化や環境汚染などの影響から蓄電池を用いた電気自動車の研究開発・実用化や、 燃料電池を用いた燃料電池自動車などの開発が進められており、今後普及が進んでいくと言えるでしょう。
関連用語 | 電気自動車 京都議定書 |
---|