蓄電池専門用語集 - 待機電力
待機電力(たいきでんりょく)
コンセントに接続された電気製品が電源の切れている状態で消費する電力のこと。
待機電力を発生させる代表的な例として、リモコン入力などに備えて待機するテレビやレコーダー、給湯器、エアコンなどが挙げられます。
2007年時点での報告によると、日本の一般家庭における待機電力量は一世帯あたり平均年約180kWhとなっており、 電力会社から購入する電力の料金単価を1kWhあたり20円と仮定した場合、年間3,600円も無駄な電気料金を支払っているということになります。 待機電力対策には、長期間使用しない機器はプラグを抜く、スイッチ付きテーブルタップを使用するといった手段が有効でしょう。
ただし、機器によっては主電源を落とすと時計やタイマーなどの設定がリセットされる製品があることや、 自動的にネットワーク回線などからファームウェアの更新を受ける製品などもあるため、注意が必要です。
また、頻繁にプラグを抜き差しすることは電圧変動などで製品寿命を短くする、故障に繋がるといった恐れがあるため、 地球環境を考える上での節電にはなっても総合的に金銭的な節約になるとは限りません。
現在では、技術開発によって製品の待機電力を低く抑えられているものも多く、電気料金への影響も少なくなっています。
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