交流 - 周期的に大きさと向きが変化する電流|蓄電池バンク

蓄電池専門用語集 - 交流


交流(こうりゅう)

交流 時間とともに周期的に大きさと向きが変化する電流のこと。

一口に電気といっても「直流」と「交流」でその性質は大きく異なります。 直流は乾電池のように電圧が一定ですが、これに対して交流は時間とともに一定周期で電圧が変動します。

交流は主に発電所から変電所、変電所から各需要家の元に送電する際に利用されますが、 これは変圧が容易で電力に汎用性を持たすことができることが理由とされています。 交流で送電することにより、発電所からは50万ボルト近く、変電所から住宅付近までは6,600ボルト、 電柱から各需要家までは100V/200Vと自在に電圧を調整することが可能となっているのです。

送電では交流が用いられる一方で、パソコンや周辺機器をはじめとする電気製品の多くは直流電源で動くため、 ACアダプターという器具を通して交流から直流に変換しています。

蓄電システムには、蓄電池に加えパワーコンディショナと呼ばれる装置が含まれており、 ここで電力系統から供給される交流電気を直流電気に変換して蓄電池を充電し、 蓄電池を使用する際には貯めた直流電気を交流電力にして負荷に供給するという制御が行われています。

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