電気自動車とリチウムイオンバッテリーの関連性|蓄電池バンク

電気自動車とリチウムイオンバッテリーの関連性

電気自動車とリチウムイオンバッテリーの関連性

リチウムイオンバッテリー(電池)と電気自動車との密接な関係

“電気自動車に最適な特性をもつバッテリー”

CO2排出を抑えるために開発された電気自動車は、国内の自動車メーカー各社から販売されており、CO2を派出しないエコな車として現在では国内で普及が進んでいます。

電気自動車として国内で高い普及率を誇る日産の「リーフ」が、2014年1月中に累計販売台数10万台に到達する見通しとなりました。 日産「リーフ」にはリチウムイオンバッテリーが搭載されていますが、なぜリチウムイオンバッテリーが電気自動車に採用されているのかを説明したいと思います。

リチウムイオンバッテリーは、鉛酸バッテリーやニッケル水素バッテリーと比べてエネルギー密度が高いことが特徴で、エネルギー密度が高いということは、同サイズであれば「他の電池より多くの電気を蓄えることができる」ということに繋がります。つまり、同じ量の電気を蓄えるのであれば、バッテリー自体の大きさを小さくできます。

したがって、電気自動車に搭載するバッテリーとしては、コンパクトで場所をとらずに、しかも軽くできるという観点から「リチウムイオンバッテリーが理想的だ」ということになったのです。

電気自動車のメリット

「ゼロ・エミッション」 ゼロ・エミッション 電気自動車は環境に負荷を与えるCO2の排出をゼロにすること=ゼロ・エミッション社会の実現が可能で、走行中の排出ガスをゼロにして、CO2はもちろん窒素酸化物も一切排出しません。

「自宅で充電」 自宅で充電 電気自動車は自宅で充電が可能です。ガソリンスタンドへわざわざ足を運ぶ必要はなく、夜間に自宅で充電することで、毎朝満タンで外出することができます。
外出先でも充電ができるように、充電インフラ整備の普及も徐々に広がっています。

「燃料代節約」 燃料代節約 想定として、1ヶ月に1,000km走行すると、ガソリン車の場合はリッター148円で計算すると約10,571円の燃料代が掛かりますが、電気自動車の場合は消費電力を6km/kwhで計算すると1カ月で約1,970円とかなりの節約になります。年間では103,212円の節約となり、経済的にも大きく貢献します。

「走行性能と静粛性」 走行性能と静粛性 電気自動車の特徴である大排気量車のようなパワフルでスムーズな加速を体感できます。音や振動が少なく、車内は驚く程静かです。あらゆる速度域で高級車のような静粛性を実現しています。

「家庭用蓄電池との連携」 家庭用蓄電池との連携 電気自動車は大容量のバッテリーを搭載しています。蓄えた電力で電気自動車を走らせるだけでなく、家庭用蓄電システムへ給電することも可能になります。
万が一の停電時や電力使用のピークシフトに貢献できるなど、幅広い使用方法が考えられます。

このように様々なメリットを持つ電気自動車は環境的・経済的観点から考えても今後の普及は拡大する見込みであり、なんといっても家庭用蓄電システムとの連携や家庭への給電などの新しいエネルギー利用は日本の目指すスマートコミュニティの先駆けになります。
電気自動車と蓄電システムの「電力を蓄えて、給電が可能な連携システム」等のエネルギー使用において相互に関連性を持つ機器の開発は今後も進んでいくことでしょう。

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