蓄電池専門用語集 - IEC規格
国際電気標準会議(IEC)が開発・発行する電気・電子機器に関する国際標準規格のこと。
IECは、電気・電子技術分野における標準化の全ての問題及び規格適合性を評価することによって、 国際協力・理解・工業化を推進することを目的に1906年に創立されて以来、現在では130各国以上が参加する大規模な標準化団体となっています。
一口に電気・電子技術分野といっても様々で、具体的には、発送電・エレクトロニクス・磁気学と電磁気学・電気音響学・マルチメディア・遠隔通信が対象となり、 これらに関連する用語や記号、電磁両立性、測定及び性能、信頼性、設計及び開発、安全及び環境などが標準化範囲となります。
一次電池・二次電池を問わず、電池は世界の様々な地域で使用されており、地域による要求性能や環境リサイクルの要望を考慮しつつ、標準化を図らなければなりません。 また、常に戸別の要望に対応することを検討しながら、互換性を求められることも念頭において開発を行う必要があるため、電池とIECは切っても切れない関係にあると言えるでしょう。
現在では高性能化、高エネルギー密度化が進んでいることに伴い、その電池の取扱い方についての検討が非常に重要になっており、 今後の標準化の重要な分野になっていくことが予測されています。
関連用語 | 一次電池 二次電池 |
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