ピークシフト|蓄電池バンク

蓄電池専門用語集 - ピークシフト

ピークシフト(peak shift)

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ピークシフト 電力消費のピーク時間帯からずらして電気を利用し、集中する電力消費を小さくすること。

一日の電力消費量は時間帯によって大きく変化しますが、起床時間、朝食・昼食・夕食の時間帯、 通勤通学の時間帯など、消費量が増加する時間帯はある程度決まっています。

一般的に一日のうちで最も電力消費量が大きくなる時間帯は17時~19時とされており、 電力会社はこれらの時間帯の電力消費を予測しながら必要な量の電力を発電所から供給しています。

従来は発電所の発電能力が十分に大きかったため、電力供給不足による停電などの心配はありませんでしたが、 2011年に起こった東日本大震災をきっかけとした福島第一原子力発電所の事故以来、 安全性の問題から次々に原発の運転停止が決定したため、全国的に電力が足りない状況となりました

その影響は、震災から3年が経とうとしている今もなお続いており、再生可能エネルギー設備の普及拡大や蓄電システムの導入促進が急務とされています。

夜間に蓄電システムへ電気を貯め、日中に放電することで、ピークシフトを実施することが出来ます。 また、蓄電システムはピークシフトの取り組みとしてだけでなく、光熱費の削減や防災対策としても、非常に有効であると言えるでしょう。

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